ギター塗装を試してみました(後編)

音楽

今日は、先日の続きでバッカスのBST-250のボディーへウレタンクリアコート処理を行った。先日、既にゴールドの塗装は終えているので今日はウレタンコートと研磨作業になります。
ウレタンコートもいろいろありますが、強度的な問題と出来栄えの良さを追求して2液型のウレタンコートを使用する事にしました。前編でも説明している車用でホルツの2液型ウレタンクリアコートです。このウレタンコートは使用する前にスプレー缶の底にある突起物?と言うよりピンみたいな物を押し込むと2液が混合される仕組みになっていて、しかも混合後は使い切らなくても12時間ほどで使用できなくなってしまうので失敗は許されないのであります。(^_^;)

作業的には先日と同様に薄塗りと乾燥を繰り返して行きます。このホルツの2液型ウレタンも超速乾性で10分程で乾燥します。あまり厚くクリアを塗らなければ1時間ほどで作業は完了するのですが、もったいないので全部使い切る事にしましょう。厚塗りして少々ムラが出来てもコーティングなので研磨してやれば何とでもなるしね。

作業は必ずマスクを着用しましょう。間違いなく猛毒です。

塗が終わると5時間ほど放置させ完全に定着するのをじっと我慢する。実際は24時間ほど放置したほうが良いらしいが今の時期は5時間ほどでもほぼ定着している。塗は9時からスタートして11時に終了、実際16時位から研磨し始めた。

研磨は耐水サンドペーパーの1000番と1500番で段階的に水研ぎを行いその後、車用超微粒子コンパウンドで仕上げを行います。
前日の塗装剥離作業の筋肉痛が夕方になってから出てきてちょっと辛いけど汗だくで頑張った。その甲斐あって予想通り市販ギターもビックリの仕上がりになった。


研磨に2時間ほどかかったけど完全に鏡面仕上げができた。ヽ(^。^)ノ

あとは組み立てて調整するだけだけど、ピックアップはフェンダーのUSAピックアップが余っているのでついでに交換しました。

調整も一通り終えて一応これで完成です!何か良いですね~ここまでゴールドなストラトはなかなかお目にかかれませんよ。(^_^;)
で、肝心の音ですが、結構良い音してますよ~ピックアップを交換したせいもありますが、全然安物ギターの音ではありません。しかもバッカスのギターってフェンダーより弾きやすいかも、指板のRが緩いからかな?Ibanezの指板っぽいのかな?好みが分かれるかもしれませんがネックが薄めでフラットぎみの指板を好まれる方は、一度触って見る事をお勧めします。お値段以上の出来ですよ。

そうそうヘッドのバッカスのデカールは剥離させました。デカールの剥離はサンドペーパーで削り落とすよりも強力接着剤落としで浮かせてスクレイパーですくい取るのが一番簡単かな?

こいつはプラスチックを溶かしてしまうので注意して使用しましょう。

でもデカールがないのはちょっと寂しいな、何か考えないとね。スパゲッティ風文字で何かそれらしいの作るかな。


デカールが無いのも寂しいね

一応ギターも立派に塗装ができる事が分かりました。予算としてはたったの3,500円ほどで塗装と2液型のウレタンコーティングが出来てしまうのです。しかも、剥離、塗装、コーティング、研磨のすべての作業が土日の2日間で出来てしまうんですよ!なかなか塗装は難しいと考えておられる方が多いと思いますが、周囲に迷惑をかけないで塗装できる場所と、剥離と研磨の体力と根気さえあれば誰でも簡単に出来るのです。某オークションには汚れたギターが激安でたくさん出品されています。レリック仕様も良いけど、リフィニッシュして楽しむのも悪くないですよ。皆さんもオリジナルカラーのギター塗装に挑戦してみては如何ですか?さ~次は超ラメ入りの塗装に挑戦するかな(^_^;)

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